政治家らしさ 2017 3 12

書名 日本経済はなぜ最高の時代を迎えるのか
著者 村上 尚己  ダイヤモンド社

 この本のタイトルは、「日本経済」についてですが、
トランプ氏の大統領当選についても、多く言及しています。
 私も、そのことについて、書きましょう。
「オバマ政治がトランプ氏の台頭を招いた」
 アメリカでは、長らく「ラストベルト(さびついた工業地帯)」が問題になっていましたが、
これに対して、
「グローバリズムの時代は、工場の海外移転は、仕方ないことだ」と傍観する人と、
「(たとえ経済学的に難しくても)工場をアメリカに取り戻す」と主張する人では、
どちらが政治家らしいでしょうか。
 政治家は、頭が良すぎてはいけないのです。
エリート政治家は、頭が良いので、
Aという現象を見て、Zという結果を瞬間的に理解してしまいますが、
普通の人は、AからZに至る過程が必要です。
 つまり、国民には、有権者とともにBからYという過程を奮闘する政治家が必要です。
数学的に考えれば、一直線にAからZに向かうのは必然的と考えるでしょうが、
政治家と国民が奮闘しているうちに、新しい道が開けてくる可能性があります。
不可能を可能にしたのが、人類の歴史です。
 日本は、戦争で負けて、国土が焼け野原となってしまい、
世界の誰もが、復活するのは、もはや不可能と思ったでしょうが、
日本は、伝説のフェニックス(不死鳥)ように蘇ったのです。
これは、政治家と国民が奮闘した結果、奇跡が起こったのです。
 世界の未来を経済学や数学で判定してはいけません。
政治家と国民の努力が、未来を開くのです。
 あなたの前に道はなく、
あなたの後ろに道はできる。

苦難を乗り越えて 2011 6 18

 神と共に生きてきたのに、
振り返れば、砂浜は、途中から足跡が二つになっていた。
「神よ、なぜ私を捨てたのですか」
 神は、こう言う。
「途中から、あなたを背負って歩いた」
 苦難や困難のなかで、
信仰を捨てる者や、神を呪う者までいる。
 神の使いは、こう語る。
「招かれる者は多いが、選ばれる者は少ない」




































































































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